Mein Stil(マインシュティール)とは

 スパイスと木の実で作られた作品に出会ったのは、オーストリア・インスブルックの博物館でした。そこに飾られていた美しく華やかな作品の数々に、言葉では表せないほどの感動をおぼえたのです。そして、その技法を教えて下さったインスブルックの先生や、そのご家族の優しさ、熱心さに心打たれ、すっかりこの作品の魅力に取りつかれてしまいました。

 

 18世紀頃のヨーロッパ、特にチロル地方で生まれたというこの技法。

特別に名前はないと言われますが、クローブやシナモンなどのスパイスや木の実に金・銀の飾りワイヤーを巻きつけ、花やリボンやクリスタルを加工して、美しい室内装飾を作り出します。

 

 伝統に培われた品格と、ほのかに漂ってくるスパイスの香りに癒されながら、華麗なる宮廷に思いをはせて作品を作り始めました。そして、この伝統ある技法を、現代の工芸として多くの方々にご紹介したいと思ったのが、『マインシュティール』(マイスタイルという意味のドイツ語)を立ち上げるきっかけでした。

 

 マインシュティールの作品から、スパイスのほのかな香りを感じ、ゆったりとした時間をお過ごしいただければと願っています。

 

 

マインシュティール【グリューン】主宰 石井万里子